ぶっ飛んだ人
AIについて興味が湧いてきて、現在「クラウドからAIへ」という本を読んでいる。大変面白いのだが、その中でかなりぶっ飛んだ人が出てきた。
著名な発明家であるレイ・カーツワイルである。
彼について本書の中でこう書かれている。
カーツワイル氏は音声認識や光学文字認識(OCR)など様々な領域で先駆的な業績を残し、1999年には「アメリカ国家技術賞」を受賞するなど、米国、いや世界でも有数の発明家です。作家や未来学者としても活躍し、さらにヘッジファンドまで運営して、そこで自ら開発したAIシステムを使って資産運用するなど、マルチ・タレントとして知られています。
その一方で不老不死に興味を持ち、そのために機械と人間を徐々に融合させて、最後には人間の意識を電脳に移植する、といったことを本気で考えているエキセントリックな人物でもあります。
このように、かなりぶっ飛んでいるのである。さらに、「シンギュラリティ(技術的特異点)」の信奉者であり、年に1回、「シンギュラリティ・サミット」と呼ばれる集会を開いて、極めて真剣にその実現に向けたロードマップを検討しているとか。SF小説に出てくるようなことを本気で信じてそれを実現しようとしているのだ。
面白い人だなぁ。ビバ!エキセントリック!!
「シンギュラリティ」は2045年頃に起こると予想されているみたいだが、もっと早く起こるんじゃないかな。だって5年前は、こんなにスマホが普及すると思ってもいなかったし、自分の母親がスマホゲームをしている姿なんて想像もできなかった。
凄いスピードで技術が進化し、どんどん世の中が変化していく。
これもエキセントリックな人たちのおかげ。
未来は明るい。
クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場 (朝日新書)
- 作者: 小林雅一
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